宇宙は、無限に近い大きさで広がっています。

    私たちが観ている星の光は、そのほとんどが恒星であり、自分自身で光を放つ星々です。

    ならば、その星と星のあいだには、いったい何があるのか?

    古来より、仏教で唱えられてきた「無」であり、「空」であると捉えることは、それほど間違った認識ではないと想います。

    日本人の心にある。想像する想い。
    たとえば、京都などで見かける『枯山水(かれさんすい)』

    あの姿を、“何もない”と見るか、“いとをかし”と見るかは、その人次第なのでしょう。


   夢千代

宇宙の組成
 【波多野陽】理論上、宇宙に大量にあると考えられている正体不明の「暗黒物質」が、実際に存在する可能性を示す痕跡を、欧米やアジアの国際研究グループが初めて見つけた。スイス・ジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究機関(CERN)で3日夕(日本時間4日未明)発表した。星や銀河の成り立ちの謎を解き明かす一歩となる成果だ。

 現在の宇宙論では、暗黒物質は宇宙の成分の4分の1を占めるとされる。ただ光などの手がかりを出さないため確認が難しく、その存在は宇宙最大の謎の一つだ。

 1976年にノーベル物理学賞を受賞したサミュエル・ティン米マサチューセッツ工科大学教授を代表とするグループは今回、国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けたアルファ磁気分光器(AMS)という装置を使い、電子と逆のプラスの電気を帯びた陽電子を観測した。陽電子は、暗黒物質同士がぶつかって消滅する際に飛び出すと考えられている。

                                                                                                                         朝日新聞デジタル
                                                                                                                                   4月4日(木)0時0分配信 
   ※(表示されていた表によると、暗黒物質23%、暗黒エネルギーが73%、通常の物質が4%とされている)